関口流抜刀術

 第十五代宗家

米原 亀生

■ 関口流抜刀術 ホームページ

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  米原 亀生

由来

 熊本に伝わる関口流抜刀術の源は、和歌山の関口流武術にある。その創始者関口六右衛門氏心の長男氏業を流祖とする。氏業の高弟渋川伴五郎は、元禄年間、江戸に道場を開いていた。肥後藩士井沢長秀は、そこで抜刀の部のみを修め、肥後にこれを伝えた。細川藩の武術指南であったので、大いに普及し、肥後流居合と称されるまでになった。思うに、その技の剛毅朴訥さが、重ねの厚い肥後の刀、同田貫の操法に適したのであろう。
 熊本の俚謡、キンキラ節に、「肥後の刀の下緒の長さばい……まさか違えば玉襷」とあるが、肥後武士は、関口流を心得ていて、下緒は、即襷となった。
今も、介錯の儀法などが正しく伝承され、免許には巻物が用いられる。当流が肥後武士の精神文化に寄与したものは計り知れない。長秀は、文才にも優れ、著書は多数あるが、中でも、『武士訓』は有名で、武士道の規範を示し、武士は、文武両道に励めと強調している。

系譜

関口流武術祖・関口弥六右衛門氏心-抜刀術流祖関口八郎左衛門氏業-二代渋川伴五郎-三代井沢長秀-四代井沢長勝-五代井沢長明-六代大里右金吾-七代井沢長保-八代井沢長常-九代谷永勝-十代匂坂正常-十一代谷永質-十二代野田甚内-十三代大石永勝-十四代青木規矩男-十五代米原亀生

流儀の特徴

太刀の技には、飛違い切りと称して、振りかぶった刀を振り下ろすとき、左右の足を踏みかえる激しい斬撃法をなす。小太刀の場合も、飛違いの動作で突く。掛け声は、敵を圧倒するように、高く、大きく、そして長くかけることを特徴としている。
 座り方は、武士の行ったそのままに、股間を大きく開いて座る関口流柔術の座り方を踏襲している。全て片手切りであることは二天一流と同じである。

活動状況

熊本地方の演武会に出場。 なかんずく熊本市の 「お城まつり」 にはメーンイベントとして、郷土の伝承武術として披露している。 年数回、東京、 名古屋に出張指導をし、 年一回、各道場の合同研修会を熊本で行っている。

●稽古場及び支部
▽本部道場
 〒862-0958 熊本市岡田町11-24 米原亀生
  電話(096) 366-8559
 木・土曜 午前10時〜正午
▽名古屋道場
 〒509-6131
 瑞浪市明世町月吉1026 森 孝浩
 電話(0572)68-9369
▽東京道場
 〒183-0055
 東京都府中市白糸台2-27-29 中山洋一
 電話(042)335-2603
小太刀の形・最後の止め小太刀の形・最後の止め