気楽流柔術

 第十九代宗家

飯嶌 文夫

〒379-2106

群馬県前橋市荒子町1170

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  飯嶌 文夫

由来

  「戸田流」「気楽流」「無敵流」の三流相伝となっているが、この三流を総称して気楽流と呼んでいる。戸田流は、戦国時代の末期、前田利家の家臣、戸田越後守を祖としている。
 戸田は冨田とも称し、江州佐々家の支族で越前に移住し数代を経て朝倉家に仕え、さらに、豊臣秀次の剣術師範となり、その後、前田家に仕えた。伝書に、清浄禮釖戸田越後守流とあり、この越後守流とは、戸田が冨田とも称してあるように、名人越後すなわち冨田越後守重政を流祖としたものである。戸(冨)田流の絵伝書二巻(延享二年発行)が伝わっている。
 気楽流は、渡辺杢右衛門がこの戸(冨)田流や京流などを基として創始したもので、技法は、上意取、小具足、居詰、腰の廻、上意ぬけ身、極意無刀取である。飯塚臥竜斎が数多くの流儀を学び、その中の無敵流を加えて現在に伝わっている。伊勢崎藩では、斎藤武八郎を師範として迎え、藩士に学ばせたのであった。

系譜

流儀の特徴

 《臨機応変、有心無心》
 戦国時代から続く総合武術であり、臨機の闘法が考案されている。

 《道歌》
 太刀影かそれかあらぬや夕暮の 雲洩れ来たる月影の空
 勝負とはたたざる先の勝負にて うつは打たざる切るは切らざる

伝承されている伝書

 (一)戸田流伝書 二巻
  氣楽流伝書 三巻
 (二)氣楽流・無敵流・戸田流
  柔和捕手目録
 (三)気楽流伝書
  一 切紙
  一 目録
  一 目代
  一 印可(戸田流・気楽流・無敵流)

活動状況

●稽古場及び支部
 尚武館本部道場
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