高木流柔術・九鬼神流棒術

 第十九代宗家

楠原 重平

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  楠原 重平

由来

 元祖・高木馬之輔重貞は、奥州白石の家中の士で、明暦二年一月十二日、日向国延岡に生まれる。幼少にして諸国武者修行中の高木折右衛門重俊に見出されて師事し、小太刀・砲術、槍術などの武芸を学ぶ。角抵(角力と拳法と空手をまぜたようなもので角力のもと)に勝れていたが、年老いて力が衰えるに及び、その術心、得るが如くならず。顧みるに力をもって争う者はその力脱してやむ、力をもってせず、老若婦女といえども勝利を得る術あるべしと、数年工夫して成らず。氏神へ参籠すること百日、神示により楊の枝に雪を戴けるをうけ、それ以来工夫を重ねて柔術を自得する。楊の心を体とするが故に、本体楊心高木流と称した。元禄八年八月十五日、近衛入道大己殿より武芸六芸の師範を仰せ付けられたと伝える。三代目大国鬼平重信以後、九鬼神流棒術を併せ伝え、現在に至る。

系譜

流祖・高木馬之輔重貞-二代目高木源之進英重-三代目大国鬼平重信-四代目大国八九郎信俊-五代目大国多郎大夫忠信-六代目大国鬼兵衛良信-七代目大国与左衛門良貞-八代目中山甚内定秀-九代目大国武右衛門英信-十代目中山嘉右衛門定賢-十一代目大国鎌治英俊-十二代目八木幾五郎久喜-十三代目石谷武甥正次-十四代目石谷松太郎正治-十五代目角野八平太正義-十六代目筒井友太郎義尚-十七代目楠原多加乃義美-十八代目楠原孝弘重義

流儀の特徴

 高木流柔術は敵が真刀(太刀)を持って向かってくることを前提として稽古する。この意識で稽古しなければ当流の型は変質し、死んでしまう。型は滑らかに力を入れず、緩急のない等速度の動きが求められる。速くするときは全体を速く、遅くするときは全体を遅くする。

伝承されている伝書

 高木流武道、楊心流の起源、陽大全、澤庵和尚刀術論、楊心流
その他(楠木家伝、鞍馬伝、他流巻物、マル秘伝書多数)

活動状況

生田神社、湊川神社、厳島神社、鹿島神宮、日本古武道大会

●稽古場及び支部
 ▽神戸市立ピフレホール
 3階レッスンルーム
 ▽高木流武道(JR新長田駅南前)
 稽古日 日曜日 午後1時~5時
 ▽東日本支部
 (代表)細馬清雄
 〒185-0005
 東京都国分寺市並木町3-32-32
 ■携帯電話メールアドレス
 rokudai-kinsei.1@ezweb.ne.jp
 稽古日 週一回 午後2時~7時
●文化財指定 なし
九鬼神流棒術・柴潜 (生田神社にて)九鬼神流棒術・柴潜
(生田神社にて)
高木流柔術・車投 (大小捌)高木流柔術・車投
(大小捌)