神道無念流剣術

 代表

小川 武

〒204-0011

東京都清瀬市下清戸1-17-43-8

■ 電話(042)493-8708

  小川 武

由来

 流祖・福井兵右衛門は元禄十三年下野国に生まれ、はじめ一円流の師野中権内について修行し、技心大いに衆に抜きんでて諸国武者修行に励み、信州戸隠の飯綱権現に立ち寄って参篭、祈願すること五十日に及び、ついに剣の奥義を悟り、神道無念流を創始したといわれる。その後、江戸四谷に道場を開き、門弟の育成と流派の発展に努力したが、神道無念流が広く世間に知られるようになったのは戸賀崎熊太郎暉芳からである。
 暉芳は延享元年武州清久村生まれで、十五歳のときに江戸に出て嘉平に師事し、入門六年後、弱冠二十一歳で免許を得た。のち、岡田十松や斎藤弥九郎などの剣客がこの門から出るに及んで一層隆盛を極め、とくに斎藤弥九郎は、北辰一刀流の千葉周作、鏡心明智流の桃井春蔵と並び幕末三剣豪といわれた。門下には江川太郎左衛門、藤田東湖、桂小五郎、品川弥二郎、秋山要助、仏生寺弥助ら錚々たる剣客や人物が輩出した。明治以降、根岸信五郎、中山博道によって受け継がれた。

系譜

流祖・福井兵右衛門嘉平-二代戸賀崎熊太郎暉芳-三代岡田十松吉利-四代斎藤弥九郎善道-五代斎藤新太郎竜善-六代(関東派初代)根岸信五郎-七代中山博道-八代中山善道-九代佐伯宗一郎-代表(関東派五代)小川武

流儀の特徴

 当流は精神の鍛錬を最も重視した義に用いる剣であり、その根本的な思想は和であった。昔は「鞘の中に抜かざる刀」を絶えず念頭におき、みだりに事を刀で表すことを禁じられていた。

伝承されている伝書

 切紙、目録、順免許、免許、允許

活動状況

毎週(日・火・木・土)四日稽古会を開き、中山博道伝承形(剣術、居合術、杖術)の研修に邁進し、年一回合宿を催して、門弟の育成と流派の発展に努力している。

●稽古場及び支部
 ▽本部 有信館道場
 毎週日曜日
 午前9時〜正午
 火・木・土曜日
 午後6時〜9時
 153-0053
 東京都目黒区五本木1-33-19 小川方
 ▽埼玉支部
 支部長 西口哲久
 師範代(副支部長) 萩崎昭
●稽古場所
 ▽さいたま市大宮武道館
 (剣道場)
 毎週月曜日 午後5時〜7時
 土曜日 午後3時〜5時
 (不定期)
 連絡先 牧戸昌邦
 〒330-0803
 埼玉県さいたま市大宮区高鼻町1-15-1-707
 (携帯)
 080-6682-0142
●文化財指定なし
初伝立居合六本目初伝立居合六本目 上伝組太刀三本目上伝組太刀三本目 上伝組太刀八本目上伝組太刀八本目