琉球古武術

 琉球古武術保存振興会会長

井上 貴勝

〒154-0016

東京都世田谷区弦巻3-24-12-504

■ 電話(03)5477-1020

■ 琉球古武術 ホームページ

   http://www.ryukyukobujutsuhozonshinkokai.jp/

  井上 貴勝

由来

 琉球の古武術は徒手空拳の空手と陰陽一体両輪の関係にあり、琉球武術の要素と技法を奥深く秘蔵し、八種の武器を使用し、各々特色技を包含している。現存する型の大部分は二百〜数百年前後の父祖達人の足跡である。原始集落の時代を経て、歴史に現れ始めたのは今から七百年ほど以前、琉球の南山、中山、北山の三山が割拠し、また統合された百余年の間の戦に使用されたものもあり、またそれら武器の使用法であったといわれている。
 時代の変遷を経過して、古武術が衰微していることを憂慮した屋比久孟伝は、大正初期、琉球古武術研究会を興して、その振興に努力した。その門の平(前里)信賢はなお残存し埋没している古武術の型を求め、その一技一技の伝統を尋ねて、八種の武器を使用する四十余の型を集大成した。その最高直門として全型の皆伝を受けた故井上元勝は、故師の命により永年月を費やし、根本体術を中枢とし編成した各武器の基本技各組手などの技術体系を確立した。型とともに保存振興し、現在に至る。

系譜

実戦時代-添石-知念志喜屋仲-油屋山城-山根知念-屋比久孟伝-平信賢-井上元勝-井上貴勝

流儀の特徴

徒手空拳とともに琉球の武術を形成するものであり、八種の武器に各特色技がある。特に棒術は伝来の各型の中で白眉のものである。現在八種の武器を使用する四十余の型とその根本体術を中枢とし、編成した各武器の基本技、各種組手型の技術系を併せ保存する。

伝承されている伝書

 一 型保存本
    『琉球古武術』(上巻・中巻・下巻)(井上元勝著)
 一 基本技紹介本
    『琉球古武術』(天の巻・地の巻)(井上元勝著)

活動状況

総本部を中心に国内外各支部などで活動。国内外支部員を対象とする国際セミナー、研修会、講習会の開催、その他国内外の演武会参加など、正しい琉球古武術の保存と振興に努める。

●稽古場及び支部
 〒150-0002
 東京都渋谷区渋谷3-4-7 蔵脩館内
 ▽連絡先
  電話(03)3791-2442 毎週火曜日 午後6時半〜
  http://www.paw.hi-ho.ne.jp/ryukyu-kbujut/
 ▽国内支部 清水、富士宮、小平、藤沢、和歌山県、静岡、小島、春清館、川口、市川、明治大学紫雲塾古武道部など
 ▽海外支部 オランダ、英国、南アフリカ、フィンランド、マレーシア、カナダ、ロシア、スウェーデン、スリランカ、オーストラリア、ベルギー、モーリシャス、ギリシャ、デンマーク、ドイツ、インドなど
平 信賢平 信賢 井上元勝井上元勝