柳生心眼流體術

 十一世宗家

梶塚 靖司

〒325-0026

栃木県那須塩原市上厚崎683-12

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  梶塚 靖司

由来

 当流體術とは柔術、剣術、棒術、長刀術、居合術などの総称で、流祖は荒木又右衛門。法祖に柳生十兵衛をいただき、流名の心眼とは禅家の喝の声を出さずして眼光に現すことである。当流の修行方法は柔術を一カ年錬磨し、身体動作、すなわち立位進退、腰の据え方、手足の調和などの基本を体得させ、後に各武器の修練に入るのを原則としている。
 七世大嶋正照は新徴組に参加し、勝海舟、山岡鉄舟らと交わった。八世星野天知は明治文壇において、文芸雑誌「文学界」の同人として、島崎藤村、北村透谷、樋口一葉らと交わり、明治文化に新風を送り、また、明治女学校で、島崎藤村と共に教壇に立ちつつ女子教養の一助として武芸科を創立し、島崎藤村が恋心を抱いた女性、佐藤輔子の名も門人帳に見え、明治二十七年に目録を受けている。
 合気道の植芝盛平開祖も青年の折、当流を学ばれた。なお、柳生新陰流も併伝し、修行をしている。

系譜

流祖・荒木又右衛門-小山左門-松尾織右衛門-前原源太左衛門-岩本長右衛門-後藤柳生斎-大嶋正照-星野天知-山本和三郎-武藤正雄-十一世梶塚靖司

流儀の特徴

有型の武技の修業より入り、無型の練心を工夫し、心と体の自在を目標としている。

伝承されている伝書

 一 柳生心眼流初段
 一 柳生心眼流中段
 一 柳生心眼流目録
 一 柳生心眼流秘傳巻

活動状況

常の稽古のほか、柳生心眼流・柳生新陰流を中心とした古武道資料数百点を所有し、資料を中心とした古武道の研究も行っている。

●稽古場及び支部
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